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新CAD「アルファミュー」を開発

Alpha myu

新CAD「アルファミュー」を開発/アパレル工業新聞-2010年9月1日掲載

アパレルCADメーカーが新たなソフト開発に取り組みだしている。機能が増えすぎて複雑化してきたことや、これ以上のバージョンアップに対応するには新しいプラットホームが必要になってきたことが背景にある。こうした中、ユカアンドアルファ(東京)はパターンメーキング、グレーディングの使いやすさを重視した新タイプのアパレルCAD「アルファミュー」を開発、第一弾として十月からレンタル向けバージョンを販売する。
アパレルのパターン作業でCADが普及してきたが、同社では 1.機能が増えすぎて操作が複雑になった 2.CADとしての表現の限界をパターンメーカーに押しつけてしまった――という課題を抱えてきた。ユーザーの要望に対応してバージョンアップを重ねてきたが、機能を取り揃えるだけでなく、「もう一度パターンメーカーにとって何が大切かを見直す必要性を迫られていた」(中村恵子営業部統括マネジャー)という。
こうした状況からあらためて「パターンメーカーが使いこなすCAD」をコンセプトに掲げて開発したのがアルファミュー。使いやすいパターンメーキングとグレーディングのソフト開発にこだわり、イメージしたラインを迅速に表現出来るようにするとともに、作業に集中出来る操作環境、創造性・感性を妨げない操作を追及した。従来のCADは直線とカーブが別々のメニューになっていたが、アルファミューでは一つのメニュー操作で直線とカーブがそのまま描けることを可能にしている。また、作業のやり直しや操作ミスを軽減させるため、メニューの随所にシミュレーション機能を取り入れ、操作過程を確認しながら作業出来るようにした。新CADの機能の中でも大きな特徴が「クローン機能」。CADの新しいデータベースの考え方で、パターンメーキングをシミュレーション的に操作するために有効なバーチャルデータを作る。作成したクローンとマスターは常に同期し、クローンを修正するとマスターも同時に修正される。クローン機能はラフパターンから工業用パターンを作成する時や、デザインの修正・追加、パターンチェックなどの場合に最適で、パーツ間にまたがり、ポジション変更するような作業に効果がある。パーツとパーツの突き合わせや重ね合わせにはコピー、移動、回転の作業が発生するが、パーツ間のラインの長さやライン形状のコントロールが出来る。これによって「パーツのポジション変更に関わる作業が半減」(同)、パーツ間の操作やチェック作業が素早く正確に行えるという。一方、グレーディングでは同社のCADがこれまで特色としてきた切り開き方式に加え、自由な設計が可能なポイント方式も搭載。加えて応用性の高いアイテム別ルールを提供する。また、切り開き方式では新たに切り開き線で分かれたパーツ類をブロック単位で動かせる機能も取り入れたのが特徴。体形、体格に対応する回転機能も新しく盛り込み、これまで体形によってはグレーディング後に必要とされた補正作業が減少する。
新CADは十月からSOHO向けに「アルファミュー・ライト」をレンタルバージョンでリリース開始、フルバージョンは従来の「スーパーアルファプラス」の後継CADとして十一年春から発売の予定。

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