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2012.09.01

「ミュウ」「3D」を中心に

アパレル工業新聞-2012年9月1日 掲載

「ミュウ」「3D」を中心に パターン展開機能に強味
 ユカアンドアルファは、使い勝手を重視したアパレルCAD「アルファミュウ」、同CADで作成したパターンデータを基にボディーに着せ付けたイメージを表示する3Dシュミレーションシステム「アルファミュウ3D」をメーンに提案する。工場向けに低価格でCADソフトとプロッターをセットにした「ファクトリープラン」、高収率マーキングシステム「オートネスト」、製品情報管理システム「ユニファイ」なども出展する。
 本格販売しているアルファミュー(バージョン1.1)は、「パターンナーが使いこなすCAD」が開発コンセプトで、同社のCADの強味である「パターン展開機能」をこれまで以上に強化している。パーツ総合展開では、襟の外回りや返り線など展開の方向性の異なる動きを1回で複合的に処理できる。袖山の切り開き機能では、シュミレーション表示を用いたことによりパタンナーが袖山と山の切り開き量の加減を見ながら展開量の変更が可能。そのほかダーツ分散に必要なダーツ展開、脇展開機能なぢ、パターン作成方法に合わせた充実した機能を取り揃えた。「パターンナー目線にたった」(同社)、より使いやすい操作性を追求している。
 アルファミュウ3Dは、手間が掛かる着せ付けの縫い合わせ設定などをCAD側で行うため、自動で簡単に三次元イメージを作成できるのが特徴。サンプル作成の手間やコストを削減するのが狙いで、最新版では生地柄を取り込む機能も追加した。CADで柄の拡大・縮小、編集を行って3Dでシュミレーションできるため、よりリアルなサンプルチェックが可能となる。JIAMではインクジェットプリンターと連動して実演する。
 一方、ファクトリープランは小規模縫製工場向けに販売している。マーキングソフトと百八十センチ巾の実寸マーカープロッタのセットが百五十万(プラン1)、これにパターンソフト(プラン2)、グレーディングソフト(プラン3)を加えた3タイプを揃えている。また、自動マーキングシステムのオートネストは自動で高収率のマーカーを実現するソフトで、CADソフトを問わずパターンデータのインポートも可能であり、各種プロット形式データ、各社CAMデータへの出力もできる。
 このほか他国語対応や他システムとの連携などを強化した製品情報管理システムのユニファイ、全日本婦人子供服工業組合連合会(全婦連)の委託で開発したアパレル業界向けのクラウド型生産管理システムなどを紹介する。
 【小間番号・4号館4-332】

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