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ITへの投資意欲高まる国内の企画・生産

繊研新聞-2014年5月29日 掲載

ITへの投資意欲高まる国内の企画・生産

 ユカアンドアルファは「商談していても、ものづくり補助金が後押しになっている」という。アパレルメーカーやOEM(相手先ブランドによる生産)メーカーでのCAD増設が増えて、パタンナーの求人も増えているという。アパレルメーカーでは、製品情報管理システム「アルファユニファイ」への引き合いがあり、これらは、アパレルメーカーが企画や生産管理の機能を社内に改めて整備しようとする動きの表れかもしれない。「中国での生産なら丸投げでも可能かもしれないが、中国以外の海外生産ではそうはいかない」という事情もある。
 同社の工場向けにCADとプロッターを低価格で提供するファクトリープランも出ている。これらはほとんどが新規ユーザーという。これは「生き残りをかける縫製工場向けのパッケージ」だ。 「ものを作って、さらに自ら売っていこう」とする工場もある。同社の3Dデータを使ってバーチャルなファッションショーができるソフト「ショープレーヤー」を営業ツールとして採用するケースが出ている。自らネット販売し、そのサイトに3Dを使いたいという要望もあるという。
 OEMメーカーでCAMを導入する例も増えている。都内のOEMメーカーではメード・イン・トーキョーを掲げ、ハイエンドの自社ブランドを立ち上げる準備をしているという。
 生産の国内回帰に対応して、アパレルメーカーが求める多品種・小ロット・短サイクルの需要に応えるには、システム化による効率化が不可欠だ。しかし、将来への生き残りには、その効率化の成果を何に生かすか、戦略が必要だ。

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