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2015.10.07

53rd FISMA TOKYO

繊研新聞-2015年10月7日 掲載

CADで効率化 3D用途に合わせて

ユカアンドアルファは、FISMAで縫製工場向けに工業用パターンの効率化を訴求する。新機能を加えたアパレルCAD「アルファミュー」を中心に、これに実寸マーカーを組み合わせ手ごろな価格で提供する「ファクトリープラン」などを出展する。
「工場ではCADによる効率化が運営のポイントになっている」という。人手不足に加え、パターン手直しや場合によってはグレーディングまで任されているという。「ものづくり助成金」を活用しCAD・CAMを中小工場が導入するケースも増えている。ファクトリープランは中小がメーンターゲットだ。
アルファミューは、新機能を加え工場でのパターンメーキング、グレーディングの作業を効率化する。新たにパターンメーキングで多サイズのパターンができるようになった。また他社CADのDXFデータ読み取り機能を向上させた。これで縫い代を手間をかけずに使えるようになった。
3D着装シミュレーション「モデリスト」はカラーバリエーションも作成できるようになった。素材・ディテールのリアルな表現は、デザイナーとパタンナーとのコミュニケーションツールともなるが、皮革や大きな柄物の柄合わせや用尺確認が容易になった。「イラストレーター」との互換性を高めたアルファミューと3D「アルファミュー」を組み合わせた昇華転写システムは印刷データと裁断データを同時出力できる。

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