プレス
2016.04.14
手作業に近い感覚でパターンメーキング
繊研新聞 – 2016年3月30日 掲載
手作業に近い感覚でパターンメーキング
ユカアンドアルファ「アルファミュー・タッチ」
ユカアンドアルファは液晶タッチパネルを使ったアパレルCAD(コンピューターによる設計)「アルファミュー・タッチ」を開発した=写真。
手作業に近い感覚で作業ができる。原寸表示でパターンメーキングができ、原寸での確認作業を軽減することが特徴だ。4月6~9日に大阪で開く「JIAM2016OSAKA」で展示する。
表面の堅牢度が高いワコム製27インチタッチパネルを利用し「パターンメーキングをもっと自由に」をテーマに開発した。タッチパネル上にカーブルーラーやシーチングを置き、スタイラスペンでなぞって線を描いたり、画面に表示されたパターンをタッチしてパターンの合わせ回転をしたり、紙のパターンを扱いような感覚で操作が出来る。
原寸大でのパターンメーキングができるため、通常のCAD操作で行う確認作業の時間が大幅に削減される。プロッターにデータを送り紙パターンを出力する作業など、CADのデジタルデータと紙パターンなどアナログとの行き来の作業が減る。
スマートフォンのように画面の拡大縮小ができ、今後はパタンナーが直観的な操作で作業できる機能を付け加える。