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2017.04.20
チームユニフォームのデザインを自動で作成
アパレル工業新聞 – 2017年4月1日 掲載
ユカアンドアルファが「スクリプト」ソフト開発
ユカアンドアルファは、チームユニフォームのプリント出力データを自動作成する「ユニフォームオーダースクリプト」を開発、販売している。ユニフォームデータと受注情報があれば、人数分のデザインが簡単にできる。
チームユニフォームはロゴやプレイヤー名、ナンバー等の配置をデザインソフト「イラストレータ」を使って一人分ずつ作成しているケースがほとんど。オーダーシーズンになると作業が集中し、しかもイラストレータを使える人しかデザインができないためネックになっていたという。
開発したソフトは、プリント柄、カラーチャート、各サイズのボディパターン、フォントを事前に登録。表計算ソフトで作ったオーダー情報データを準備すると、イラストレータからスクリプトを実行するだけでチームメンバー個々にプリント柄の合成と配色、チーム名・サブチーム名・ナンバー・プレイヤー名の配色と配置、チームやスポンサーロゴの配置をすべて自動で行い、プリント出力データが作成できる。一人一ファイルで自動保存されるため、リピートオーダーにも即座に対応できる。
同社は昇華転写プリント向けシステムを手掛けているが、その一環で今回のソフトを開発した。「チームユニフォームのプリントデザインは受注伝票を見ながらの人海戦術の作業で、ミスも発生しがちだった。これまでは一人分だけで数十分掛かっていたが、このスクリプトを使うとワンクリックで作業がすむ」(中村恵子営業部統括マネージャー)。先月の大阪ミシンショーでも提案、関心が高かったという。価格は百万円(イラストレータ、表計算ソフトをインストール済み)。
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