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2017.12.19

カスタムオーダーをデジタル化

繊研新聞 – 2017年12月13日 掲載

カスタムオーダーをデジタル化

 ユカアンドアルファは、新サービス「カスタムオーダー・ウェブ受注システム」の提供を始める。3D試着・受注・進捗管理までをカバーする。同社のクラウド型仕様書管理システム「ユニファイ」、パターンメイキングの定型的な作業を自動化する機能を加えたアパレルCAD(コンピューターによる設計)「アルファミュー」と、東大発ベンチャーのサポートが提供する3D試着サービスを組み合わせた。ECでも実店舗でも利用できるサービスだ。
 新サービスは、サピートがECサイトに提供している3Dネット試着サービスを店頭での接客・受注にも活用できる。店頭では、客の採寸データをタブレット端末に入力しアバターを作成、パターンデータから作成された3Dの服を着せ付けることで、タブレット上で3D試着ができる。例えば袖丈が長ければ、3D化されたパターンを調整する。ECの場合は、客が自ら体形データや服の補正データを入力する。これらのデータはユニファイで管理され、さらにCADに送られ1人ひとりの客のためのパターンデータが作成される。ユニファイでその後の進捗管理もできる。受注データ送付に人手がかからず間違いも生じにくい。
 アパレル企業のカスタムオーダーに対するニーズは強い。しかし、大きなコスト・手間をかけずに実現するには、情報活用が不可欠だ。この新サービスはそのための新提案だ。
またECでも店頭でも、アバターを回転させたり重ね着もできる3D試着は、新しい買い物体験になるはずだ。
 カスタムオーダーのデザインバリエーションを広げたいというニーズも強い。しかし、グレーディング機能を利用する従来のパターンオーダーシステムでは、新たなデザインごとに新たなグレーディングルール登録をCADベンダーに依頼することになる。ここで、力を発揮するのがアルファミューに追加された「パターンレコーダー」機能だ。パターンメイキングで繰り返しが多い定型的な作業を自動化し生産性を大幅に高める。この機能によって、グレーディングルールを作らずに客の要望に合った細かい補正が可能になる。オーダーに最適と好評だ。

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