プレス
2018.01.31
大阪ミシンショー特集
繊研新聞 – 2018年1月31日 掲載
工場のパターン作成支援
ユカアンドアルファは、新機能「パターンレコーダー」が好評なアパレルCAD「アルファーミュー」やパターンレコーダーの応用編である工場向けオーダーシステム「ラピッドオーダー」、日本アパレルソーイング工業組合連合会から開発委託された「標準・サンプル見積システム」などを出展する。
パターンレコーダーは工業用パターン作成での定型作業を自動化し、人手不足の縫製工場でも効率化が図れ、新人でも標準的な作業がこなせる。操作性を向上させた新バージョンを披露する。9月にリリース予定のラピッドオーダーは、アルファーミューのパターンレコーダーをフル活用する。拡張・補正・商品登録が簡単で、パターンレコーダーによってバリエーションが多いレディスでも工場自ら補正できる。東大発ベンチャー、サピート(東京)の3D試着サービスとも連携し店舗でもECでも受注できる。必要な3Dデータは着装シミュレーション「エンタープライズ」で作成もできる。エンタープライズは、商社が導入しアパレル生産支援に利用するなど商社から注目され、カーシートや医療用装具など異業種から問い合わせも多い。
アパレル工連が厚生労働省の補助事業で開発する見積もりシステムは、縫製工場の公正な工賃交渉を支援するデータを作成するサービス。ユカアンドアルファが管理・メンテナンスも行う。アパレル工連が定義した工程をベースに、アイテム・納期・工程などを選択・入力すれば時間単位が算出でき、見積書・工程一覧を出力する。工場に合わせた調整もできる。